J-Startup West選定でのピッチの記事が掲載されました。セト・アイエス・パワーですけど💦
2026年03月17日
マツダ元副社長の藤原氏が起業 セト・アイス・パワー、島しょ部に潮流発電
(2026/3/17 05:00)
マツダ元副社長兼最高執行責任者(COO)の藤原清志氏がスタートアップのピッチに起業家として登壇した。瀬戸内の島しょ部に自社開発する潮流発電機を設置して電力を地産地消することを目指し、SETO iS POWER(セト・アイス・パワー、広島県呉市)を創業。発電機のコンセプトは、小型・軽量でアフォーダブル(手ごろ)なマツダのスポーツ車「ロードスター」の理念に通じると訴求する。新たな道で地域課題の解決に情熱を傾けている。(広島・小林広幸)
ピッチでビジネスプランをアピールする、セト・アイス・パワー社長の藤原氏
藤原氏はマツダ副社長退任後、コンサルティング会社を設立。セト・アイス・パワーは2024年4月に立ち上げた。藤原氏は起業の理由を「日本の産業に貢献しなければならないと考えていた。生まれ故郷(岡山県玉野市)をはじめ、地方の落ち込みは著しい。地方を何とかしたかった」と説明する。潮流発電技術の研究者と出会ったのは、22年にマツダを辞める少し前だという。
セトが開発を目指す潮流発電機は、潮の向きが複雑に変化する瀬戸内海に合わせて垂直軸のダリウス型タービンを採用。タービンの直径を2メートル程度に抑えて、さまざまな場所への設置のしやすさやメンテナンス性に配慮した。1ユニット当たりの発電量は最大出力5キロワットと小さいがモジュール化することで島の観光業や農漁業など、それぞれの電力需要に応じた分散型電源として提供する構想だ。
27年の市場投入を目標に、量産機の開発を進めていく。25年に室内試験による性能検証を終えており、26年夏以降にはタービン径1メートルのハーフサイズを試作して実海域で実証、その後にフルサイズに移行する。量産機は国内で生産する計画だ。
セトはこのほど、中国経済産業局などが地域発の有望なスタートアップを支援する事業「J―スタートアップウエスト」の選定企業に追加された。広島市内で開かれた追加企業披露会で、若手起業家らに混じり、藤原氏は「日本だけでなく世界でも島々の人々を幸せにして生活のレベルを上げ、笑顔にしていきたい」と夢を語った。